先日お知り合いになった筆文字の先生のワンコインワークショップに行ってきました。

独特な書体で、先生がお手本を作ってくれるのですが、その通りに描く必要はなくて自分の好きな様に書いてOKなもの。

この頃の私はアナログに飢えておりました(笑)。なので練習もそこそこに「よし!本番いってみよぉ〜!」とパッションだけで進みました。気負わないのがワークショップの良いところです。

まずは一枚書いてみたところ・・・これじゃない!(笑)
思い通りの線が書けません。筆(筆ペン)特有の入りと抜きがまったくもって下手っぴ!どうすれば思う様な線を引けるか!

そこで二枚目は筆運びを通常とは逆にしたところ、思いのほか良し。・・しかしまだ自我が出ていない!

そして三枚目。ようやく「楽しい」と思う気持ちが出ました。

文字そのものが上手い下手ではなくて、自分が「やっと出せた」「面白かった」・・・そんな気持ちが乗った一枚が描けました。

 

そうして作品が出来上がったあと、先生から出た言葉が「守破離(しゅはり)ですね」。

守破離というのは、まずは先人の教えを守るところから始まり、習得できたらその型を破る。 最終的には独自に発展させ、型から離れた己のスタイルを確立する・・・という芸道の師弟関係のありかたの一つ。日本に古くからある言葉です。

芸事のみならず、教育や生活の中でも活かすことができれば豊かさが広がりそうですよね。

「こうしなければいけない」「こうあるべきだ」というガラスの天井を打破できる鍵になります。

私は今回のワークショップで作るという「体験」をしたことで、守破離の言葉が素直に腑に落ちました。

「楽しい」=興味がある事で、人は興味があるとどんどんハマっていって、結果、成長していきます。

お仕事でも趣味でも、いかに楽しめるかが成長の鍵になります。成長すると今まで気づかなかった事にも気づくことができます(視点が変わるから)。前向きになります。ゴールが早くなります。

 

でもね、「楽しい」が不足していると「楽しい」アンテナが立たないからモヤモヤしたり迷ってしまうのです。

だから、ちゃんと自分の心を「楽しい」で満たしてあげましょう。ね☆

 

和カフェ「そらや」様に出張します・12月