先日、友人とお茶をしていたときに、こんな話になりました。
友人曰く、「勉強して資格を取って占いをしている人が有料なのはわかる。でも、生まれ持った才能で占いをしている人が有料なのは、ちょっと納得いかないなあ」と。
おそらく、いわゆる「霊感占い」のようなものをイメージしての事でしょう。
私はそのタイプではありませんが、それでも「仕事にしている以上、対価があって当然」と考えています。
お金をかけていないように見えるかもしれません。けれど、占いに入る前の準備、自分の心身を整える時間や労力は、見えないところでしっかり使っています。
それに、いちばんわかりやすい「対価」が「お金」だと思うのです。
「無料だから気軽に相談できる」という声もあるかもしれませんが、逆に私は、お金を払うことで気持ちにけじめをつけたいタイプ。
有料であることで占う側も受ける側も理性が加わり、気持ちの整理ができることもあると考えています。
この仕事をしていると、時に心が弱っている方に対して、善意を装って近づいてくる「搾取目的」の人がいるのも事実です。
だからこそ、「いくらで提供しているのか」という金額は、見えない関係性を冷静に見つめるヒントにもなるのだと思います。
・・・友人の疑問に明確な答えを出せたわけではありませんが、今回、あらためて「対価を支払うことの意味」について考えるきっかけになりました。
結論としては、「無料だから親切」とは限らず、むしろ、お互いを守るためにも「無料の件は慎重に」ということを、そっと置いておきたいと思います。
※追伸
もちろん、「お金」以外の形で対価を受け取ることもあります。
たとえば、練習の機会として提供したり、告知・宣伝の一環として行っているケースも☆
そういった場合は、事前に「このような目的で行っています」といった案内がされていることが多いので、判断の目安にしてみてくださいね。
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