ずいぶん前のことですが、友人と歩いていた時に、前から少しふっくらした方が歩いてきました。
すると友人が私に小声で「ずる〜い!」と言ったんです。
え?何がずるいの?と聞いてみると、
「きっとあの人は、好きなものを好きなだけ食べてるに違いない。私は太りたくないからお菓子も控えているのに!」との答え。
その時の私は正直「ん?全然ずるくないのでは…?」と思ったんです。
なぜなら、その方は実際にぽっちゃり体型だったから。
「いくら食べても太らない」なら確かに羨ましいけど、そうではない。むしろ普通にフェアなのでは?と。
・・でも今になって振り返ると、友人の「ずるい!」には別の意味が隠れていたのかもしれません。
本当は「もっと食べたい」「甘いものを思い切り食べたい」という気持ちを抑えて抑えて・・それが爆発した瞬間の言葉だったのかもしれない。
そう考えると、人が口にする「ずるい」や「羨ましい」は、相手のことを言っているようで、実は自分の本音を映す鏡なのかもしれません。
だからもし誰かに「ずるい!」と言われたとしても、笑って「羨ましいんでしょ」と返して大丈夫。
大抵の場合、本質は相手の心の中にあるのですから☆

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