去る9月8日は魚座の満月、そして皆既月食でもありました。
溜まっていた不満が噴き出したり、イライラして人に当たってしまったり、体調を崩してしまったり…そんな影響を受けた方も多かったのではないでしょうか。まさにハードな満月でしたね。
そして翌日の9日は「重陽の節句」。陰が極まって陽に転じるように、一気に空気が切り替わったように感じた方もいるかもしれません。状況が変わらなくても気持ちが軽くなり、視野が広がり、風通しが良くなる。
気持ちが変われば行動も変わり、やがて状況も動いていくものです。崖っぷちだと思っていたことも、視点を変えた途端に道が見えてくる・・そんな大きな変化の流れでした。
このような“気の流れ”を感じるとき、もし陰の気が強くて重たいときは無理に進むよりも「一旦停止」をおすすめします。しっかり休むこと(ときには眠ること)自体がデトックスになり、次に陽の気をためやすくなるからです。
こうして書くと少し浮世離れして聞こえるかもしれませんが、なんとなく感じる感覚を丁寧に受け止めながら暮らすことは、自分自身を大切に扱うことにつながります。
自然と調和して生きることは理想ですが、社会の中では感覚を押し殺して過ごす場面の方が多いもの。だからこそ、節目のときだけでも少し立ち止まって、自分と自然の流れを味わってみませんか?
そんなひとときに、子どもの頃に無邪気に信じていた夢に、心を向けてみるのも素敵だと思います。

0コメント