自分の長所って自分では気が付かないですよね。努力して体得したことではなくて、性分的な事ならなおさら。
なので人から褒められると照れちゃったり、「そんな事ないですよ」って謙遜しちゃう。
特別な事をやっている意識がないのですよ。

日本人は「一応、謙遜しておこう」という引く美学みたいなものがあるし、ちょっと前にでると叩かれちゃう、
「出る杭は打たれる」という場面を経験した人も多くいるから、賢い人程「爪」を隠す「鷹」さんになっちゃうんだと思うのです。
勿論、不必要に爪をだしっぱなしにしている人を「賢い」とは思いませんが、出すべき場面で出さない「爪」は持っていないの同じ。「能ある鷹は爪隠す」にはなりません。

爪を出すタイミングって難しいけど・・特に年功序列のような古い体制の会社では「やっかみ」があるのもわかるのですが、「あの時、出しておけばよかったなぁ・・」と「出さない後悔」するよりも、「出した後悔」の方が得られるものは大きいと思います。

令和時代。謙遜タイプさんは褒められたらはまずは「有難うございます」と言えるようになっちゃいましょう☆

ところで最近感じるのは、特に若者達ですが、自己肯定感の高い人と低い人の差が激しいように思います。加えて、周りと自分を比べる事ができない人もいるので、どんどん孤立化してしまうんです。

「自分は自分」というスタンスは「自分」と「相手」の違いを認める。という事が前提です。
「どうして自分をわかってもらえないんだ?この社会はおかしい!」という人は、そもそも相手の事、社会を理解しようとしているのでしょうか?・・・そんな疑問を持ってしまいます。

経験、実績は無いけど自信だけはある。それはポジティブに見える一方で、未熟な自分を認めないという一面もあります。

自分以外の人と係りながらお仕事、生活をしていくのだから、もう少し「相手」がどう考えているのかな。。「自分」だったらどうかな。と俯瞰的に、多面的に物事を捉えるように、想像力を豊かにする。それが「大人」ってもんじゃないかと私は思う訳なのです。